源帰 「ゲンキ」は、廃水処理で微生物が働く場所である フロック、生物膜の状態を改善します。
この作用は、新活性化物質OSSCによるものです。
OSSCは、生物処理に関わる微生物を活性化して、汚濁物質の分解能力を向上させることにより、種々の生物処理で見られる 固体(SS、担体、未分解物質)と微生物が付着し合い固まってしまう状態 を速やかに改善します。その結果、生物処理に関わる微生物が活性化して汚濁物質の分解能力が向上します。
廃水処理改善剤 源帰「ゲンキ」は
Suzuki Lab.& Dev. 鈴木氏(東京海洋大学 産学連携施設内)の発明によるものです。
源帰「ゲンキ」は、
・ 生物処理が日常的に抱える種々の問題 -制御が難しい問題- を制御可能にします。
・ これまで解決が難しかった厄介な問題の早期解決に役立ちます。
・ 廃水処理の維持管理にかけられる多大な労力と費用を軽減します。
〔生物膜処理における閉塞の改善:肥厚生物膜の剥離〕
OSSCと有効菌の作用により、
担体上の 微生物+EPS+SS の過剰な付着状態(下図)を解体
〔活性汚泥の改質:分解力向上〕
活性汚泥のフロックは、 微生物+EPS+SS が強固に付着し合った集合体です。 フロックの内部には溶存酸素が届きにくく、閉じ込められたSS(未分解物質等)の好気性分解は非常に遅いと考えられます。 OSSC+有効菌の作用により、 微生物+EPS+SS の強固な付着が弱められて、フロックの内部に溶存酸素が届くようになり、SSの好気性分解が促進されると考えられます。
〔活性汚泥の改質:糸状菌発生抑制〕
源帰「ゲンキ」を適用した活性汚泥では糸状菌の減少が観察されます。 分解力が向上して、閉じ込められたSS(未分解物質等)が分解された活性汚泥中には、糸状菌増殖のための栄養が減少します。従って、 OSSC+有効菌の作用により改質された活性汚泥は、
糸状菌が増殖しにくい環境になると考えられます。
通常、数日〜10日で何らかの変化が現れます。これは、OSSCと微生物の相乗作用によるもので、源帰「ゲンキ」の微生物を単離・培養して使用しても、源帰「ゲンキ」の効果は再現しません。源帰「ゲンキ」は、微生物製剤、酵素製剤と呼ばれる資材とは違い、成分と作用が異なる全く新しい資材と言えます。
源帰「ゲンキ」が示す効果を、多くの方が体験され、活用されることを願っております。
*OSSCは、Organic Substances and Salts Complexの頭文字
植物摘出物質とミネラルにより調整
*EPSは、Extracellular Polymeric Substances の頭文字
細胞外代謝産物
商品名 | 販売単位 | 主な効果 | 基準適用量 |
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源帰L | 10リットル | 微生物活性化、生物膜剥離 | 0.3〜1.0リットル/1000m3 |
源帰P | 10kg | 汚泥の沈降性促進、分解促進 | 1〜2kg/1000m3 |
源帰G | 10リットル | 分散菌・分散汚泥の凝集性向上 | 0.3〜0.5リットル/1000m3 |
※源帰「ゲンキ」のサンプル出荷(試験利用等)はお断りしております。予めご了承下さい。